アナログ・デバイセズは、リモート患者監視機器の小型化と動作時間の延長を可能にする、生体インピーダンスAFE「MAX30009」を発表した。高レベルの集積により、競合製品に比べて30%小型化している。
アナログ・デバイセズは2022年3月8日、リモート患者監視機器の小型化と動作時間の延長を可能にする、生体インピーダンスAFE(アナログフロントエンド)「MAX30009」を発表した。ウェルネス向けのウェアラブル機器や医療グレードパッチにおいて、生体インピーダンス分析に必要な臨床グレードのバイタルサインが測定できる。
MAX30009は、高レベルの集積により、競合製品に比べて30%小型化している。用途に応じた低電力設計に対応するため、さまざまな最適化オプションを備える。消費電力は競合製品より62%低く、機器の測定期間を延長できる。
IチャネルとQチャネルの同時測定機能を備えるほか、2電極および4電極構成が可能。16〜4kサンプル/秒の幅広いサンプルレートと16〜891KHzの周波数範囲により、各種医療用生体インピーダンス測定に対応する。
広範囲のサンプルレートに対応したことで、呼吸数、ガルバニック皮膚反応、皮膚電気活動、体組成、体液分析、生体インピーダンス分光法、インピーダンス心電図、容積脈波記録法などの測定が可能だ。
2.028×2.028mmの25ピンウエハーレベルパッケージ(WLP)で提供され、1000個受注時の単価は5.26ドル(約620円)。既に出荷を開始している。
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