第2世代患者モニタリングプラットフォームがFDA認可を取得医療機器ニュース

村田製作所は、第2世代患者モニタリングプラットフォーム「Vios Monitoring System」がFDA認可を取得したと発表した。バイタルサインデータをほぼリアルタイムでリモートモニタリングできる。

» 2019年07月19日 15時00分 公開
[MONOist]

 村田製作所は2019年7月3日、子会社のMurata Viosが開発した第2世代患者モニタリングプラットフォーム「Vios Monitoring System(VMS)」が、FDA(米国食品医薬品局)認可を取得したと発表した。

 VMSは、7誘導心電図、心拍数、呼吸数、SpO2(動脈血酸素飽和度)、脈拍数、患者の姿勢などの情報を収集し、多様な臨床環境で安全・最適、かつ低コストで患者をモニタリングできる。

 センサーや独自の信号処理IP、ソフトウェアを活用し、さまざまなデバイスで患者のバイタルサインを監視する。低帯域幅で接続されたデータを基に、バイタルサインデータをほぼリアルタイムで遠隔モニタリングできる。同プラットフォームの導入により、高価な専用ITネットワーク機器への依存が解消され、ソリューション全体のコスト削減につながるという。

 今回、米国での医療機器販売に必要な販売前認可「市販前届510(k)」を取得した。

photo 患者モニタリングプラットフォーム「Vios Monitoring System」 出典:村田製作所

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