MaterialiseとSigma Labsは、金属積層造形のプロセスや品質に関する問題をリアルタイムで特定、対処できるプラットフォームを開発した。既存の金属3Dプリンタに後付けすることで、品質問題を特定してリアルタイムで修正できる。
Materialiseは2022年1月26日、Sigma Labsと共同で、金属積層造形のプロセスや品質に関する問題をリアルタイムで特定、対処できるプラットフォームを開発したと発表した。
同社の3Dプリンタ用制御システム「Materialise Control Platform(MCP)」とSigma Labsの品質保証ソフトウェア「PrintRite3D」の技術を組み合わせて開発。独自のプロセスコントロール機能を追加したことで、金属AM(アディティブマニュファクチュアリング)を用いたプロセスを最適化する。
同プラットフォームを既存の金属3Dプリンタに後付けすることで、品質問題を特定してリアルタイムで修正可能になる。これにより、金属AMの生産性向上やスクラップ率の減少につながる。柔軟性にも優れ、メーカー独自のアプリケーションに合わせて、特定のプロセスを制御できる。
両社は今後、同プラットフォームに加え、エンドユーザーやマシンメーカーと協力して独自のアプリケーションに対応したプロセスを改良していく。また、さまざまな業界でパートナーを募集するとしている。
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