Qualcomm Technologiesとアルプスアルパインは、快適で高級感のある車内空間を提供するため、次世代のデジタルキャビンの実用化において協業する。車外の映像を表示して死角を減らした電子ミラーなど、2024年の個別機能商用化を目指す。
Qualcomm Technologies(クアルコム)とアルプスアルパインは2022年1月20日、快適で高級感のある車内空間を提供するため、次世代のデジタルキャビンの実用化において協業すると発表した。2024年の個別機能商用化を目指す。
アルプスアルパインのデジタルキャビンに用いる、同社の統合ECU「High-Performance Reference Architecture(HPRA)」は、AI(人工知能)ベースの演算機能を備えたクアルコムのプラットフォーム「3rd Generation Snapdragon Cockpit Platforms」を搭載している。
これにより、高度なソフトウェア処理や高速通信が可能になり、HMI(Human Machine Interface)、センサー、コネクティビティを融合した、付加価値の高い車載インフォメーション、エンターテインメント、コックピット体験を提供する。
例として、車外の映像を表示して死角を減らした電子ミラー、次世代のインプットおよびアウトプットデバイスを統合したドアトリム、天井ディスプレイ、車の搭乗者それぞれが個別のサウンドを聞けるゾーンサウンドシステムなどを挙げている。
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