安全かつ確実に操作できる、車載向け静電ディスプレイパネルを共同開発組み込み開発ニュース

アルプスアルパインと東海理化は、車載向け次世代HMI製品「静電ディスプレイパネル」を共同開発した。直感的な操作性を提供し、カーナビゲーションシステムやヒーターコントロールスイッチなどに適する。

» 2021年07月01日 08時00分 公開
[MONOist]

 アルプスアルパインと東海理化は2021年6月24日、車載向け次世代HMI製品「静電ディスプレイパネル」を共同開発したと発表した。カーナビゲーションシステムやヒーターコントロールスイッチなど、情報の表示や操作に適しており、2024年の実用化を目指す。

キャプション 車載向け次世代HMI製品「静電ディスプレイパネル」(クリックで拡大) 出典:アルプスアルパイン

 両社が開発した静電ディスプレイパネルは、ホバーおよびジェスチャー操作が可能な入出力ディスプレイと、振動フィードバック技術によるタッチ操作部で構成されている。

 ディスプレイに指を近づけると、静電容量検出技術によって操作したいアイコンが拡大する。さらに指を近づけると、指の距離に応じた多階層入力機能により、サブメニューが出現する。

 他に、手で払うような簡単なジェスチャー操作で、「戻る」や「HOME」画面に移動できる。また、操作内容に応じたさまざまな触覚フィードバック技術を搭載しており、直感的な操作に対応。ドライバーの画面注視を最小限に抑えて、安心で安全な移動に貢献する。

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