創業70周年を機にブランド再構築、新生ツインバードは2つのラインで製品展開デザインの力(3/3 ページ)

» 2021年11月10日 13時00分 公開
[八木沢篤MONOist]
前のページへ 1|2|3       

2つのブランドラインで展開される新生ツインバード製品

 同社は、創業70周年リブランディングの説明に併せて、今回新たに設定したブランドラインの1つKando Simpleに分類される、新生ツインバード製品の第1弾として「スチームオーブンレンジ(DR-F871W)」を発表した。

新生ツインバード製品の第1弾「スチームオーブンレンジ(DR-F871W)」 新生ツインバード製品の第1弾「スチームオーブンレンジ(DR-F871W)」[クリックで拡大]

 同製品は、同社独自技術である「上下で包むWスチーム」を搭載し、せいろで蒸したかのようなおいしさを実現。必要な機能にだけ絞り、低温調理も簡単に行えるスチームオーブンレンジだ。「せいろで蒸したような調理がスチームオーブンレンジで実現できないか? という開発担当者の生活者目線が開発のきっかけとなった」(同社 執行役員 マーケティング本部長の浅見孝幸氏)。せいろ蒸しの仕組みに注目し、スチームの当たり方を徹底的に見直して、上下から包み込むように蒸気でしっかりと蒸し上げるWスチーム技術を開発することができたという。

ツインバード工業 執行役員 マーケティング本部長の浅見孝幸氏 ツインバード工業 執行役員 マーケティング本部長の浅見孝幸氏[クリックで拡大]

 スチームオーブンレンジは2021年11月25日から同社公式Webサイトで先行予約を開始。販売は2022年1月14日を予定する。

 その他、Kando Simpleのブランドラインには、スティック型クリーナーや電子レンジなどカラーバリエーションを含めて16製品が含まれる。

各ブランドラインの製品分類 各ブランドラインの製品分類について[クリックで拡大] 出所:ツインバード工業

 一方、Takumi Premiumのブランドラインに分類される製品には、現在、コーヒー界のレジェンドと呼ばれる田口護氏監修の全自動コーヒーメーカー(CM-D457B)と、ヘッドスパ美容の第一人者である山本幸恵氏監修の「防水ヘッドケア機(TB-G001)」がある。「これらは、燕三条の高い技術力を持った協力工場、そして粘り強くやり抜く職人カルチャーによって実現できた製品といえる。特に全自動コーヒーメーカーは、世界的に有名な田口氏にも認めていただき、製品化できた代表的な成功例といえる」(浅見氏)。

田口護氏監修の「全自動コーヒーメーカー(CM-D457B)」 田口護氏監修の「全自動コーヒーメーカー(CM-D457B)」[クリックで拡大]

⇒ 「デザインの力」のバックナンバーはこちら

前のページへ 1|2|3       

Copyright © ITmedia, Inc. All Rights Reserved.