テストでバグ発見!(1)まずは成人判定プログラムでチュートリアル山浦恒央の“くみこみ”な話(143)(4/4 ページ)

» 2021年07月15日 10時00分 公開
前のページへ 1|2|3|4       
※本記事はアフィリエイトプログラムによる収益を得ています

付録:AgeCheck.pyのソースコード(テキスト版)

 AgeCheck.pyをダウンロードする際にファイルを開けない、またはセキュリティの観点からWebサイトからファイルをダウンロードして開きたくないといった場合には、下記のソースコードのテキストをコピーして使用してください。

#
# プログラム:年齢区分判定プログラム(AgeCheck.py)
# 作成者:T.Yamaura
#        Y.Ohmori
#
number = input("年齢を入力してください:");
if number.isdecimal():
    number = int(number);
    if number >= 0 and number <= 999:
        if number >= 0 and number <= 20:
            print("未成人");
        elif number >= 21 and number < 59:
            print("成人");
        else:
            print("エラー");
    else:
        print("エラー");
else:
    print("エラー");
AgeCheck.pyのソースコード

山浦先生の書籍が発売中です!

 前シリーズ「ソフトウェア技術者のためのバグ百科事典」を大幅に加筆、修正した山浦恒央先生の書籍「ソフトウェア技術者のためのバグ検出テキスト」が日科技連出版から好評発売中です。連載でも取り上げた、「要求仕様書のバグ」「実装抜けのバグ」「テスト業務のバグ」など、バグを36種類に分類して解説しています。囲碁や将棋であれば、「相掛かり」「矢倉」「四間飛車」「藤井システム」のような戦法を網羅した内容になっています。

 前著「ソフトウェア技術者のためのバグ検出ドリル」(2019年11月刊行)も好評発売中です。実際にバグを含む要求仕様書、設計書、コーディング、デバッグ、保守を具体的に取り上げ、練習問題として31問を出題しました。同書は、囲碁や将棋における「次の一手」的な問題であり、ピンポイントの場面を取り上げ、実践力を鍛えることを目的としています。

 両書とも興味のある方は、Amazon.comや書店でチェックしてください!

【 筆者紹介 】
山浦 恒央(やまうら つねお)

東海大学 大学院 組込み技術研究科 非常勤講師(工学博士)


1977年、日立ソフトウェアエンジニアリングに入社、2006年より、東海大学情報理工学部ソフトウェア開発工学科助教授、2007年より、同大学大学院組込み技術研究科准教授、2016年より非常勤講師。

主な著書・訳書は、「Advances in Computers」 (Academic Press社、共著)、「ピープルウエア 第2版」「ソフトウェアテスト技法」「実践的プログラムテスト入門」「デスマーチ 第2版」「ソフトウエア開発プロフェッショナル」(以上、日経BP社、共訳)、「ソフトウエア開発 55の真実と10のウソ」「初めて学ぶソフトウエアメトリクス」(以上、日経BP社、翻訳)。


前のページへ 1|2|3|4       

Copyright © ITmedia, Inc. All Rights Reserved.