HACARUSとDSファーマアニマルヘルスは、犬がシートの上に立つだけで心電図データを取得できる装置と、心電図データをAI(人工知能)が解析して可視化するシステムを開発し、試用モニターの公募を開始した。
HACARUSは2021年6月10日、犬がシートの上に立つだけで心電図データを取得できる装置と、心電図データをAI(人工知能)が解析して可視化するシステムを開発したと発表した。動物病院向けに、試用モニターの公募を開始している。DSファーマアニマルヘルスとの共同開発による成果だ。
装置には、新しく開発した犬の足裏にある肉球から心電図データを取得できる特殊な電極を使用。犬の体を横向きに倒して電極を取り付けることなく、心電を測定できる。
取得した心電図データは、疾患情報と心電図データに基づく診断を学習済みのAIにより判定する。心臓に異常がある可能性の解析と心拍数の測定が可能だ。測定にかかる時間は1分程度で、検査結果は4段階で表示される。
HACARUSとDSファーマアニマルヘルスは2018年から連携を深め、動物の肉球から心電図データを取得、可視化するシステムを開発してきた。なお、今回公募するモニターの測定対象は、犬に限定している。
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