最近は自動化を追求した無人化ラインの構築が先進工場を中心に進んでおり、AGVはこれらの無人化ラインに必要不可欠な要素となっています。ただし、無人化ラインには次のようなメリット、デメリットがあるので、実際に取り組む場合にはよく検討する必要があるでしょう。
AGVは機器のコストもさることながら、それを制御する通信制御機器やWCS(Warehouse Control System、倉庫制御システム)のソフトウェアに対する導入コストも高額になります。
従来、工場における制御といえばPLCを使用するのが主流でしたが、ラズパイを使って制御することも可能です。ロボットの一種であるAGVを制御するのにも、ラズパイは十分な性能を備えています。以下の図2は、ラズパイを使って走行制御するAGVの一例になります。
次回は、このラズパイAGVを使って、ラズパイによるAGVの制御について具体的に解説します。
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株式会社アムイ 代表取締役
山田 浩貢(やまだ ひろつぐ)
NTTデータ東海にて1990年代前半より製造業における生産管理パッケージシステムの企画開発・ユーザー適用および大手自動車部品メーカーを中心とした生産系業務改革、
原価企画・原価管理システム構築のプロジェクトマネージメントに従事。2013年に株式会社アムイを設立し大手から中堅中小製造業の業務改革、業務改善に伴うIT推進コンサルティングを手掛けている。「現場目線でのものづくり強化と経営効率向上にITを生かす」活動を展開中。
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