NECファシリティーズは、施設管理のノウハウを取り入れたIoTおよびAIを活用することで、施設管理業務の品質を向上させる次世代型工場施設管理業務の提供を開始する。
NECファシリティーズは2021年4月22日、施設管理のノウハウを取り入れたIoT(モノのインターネット)およびAI(人工知能)を活用することで、施設管理業務の品質を向上させる次世代型工場施設管理業務の提供を開始すると発表した。2025年度に施設管理事業の売上高300億円を目指す。
同業務は、施設管理業務最適化サービス、異常予兆検知、保全サービス、エネルギー原単位管理サービス、設備投資計画作成支援サービスの4つを体系化したコンセプト「NEC DX Facility Management Service」の下で、施設管理業務を提供する。施設管理のノウハウなどを取り入れたIoT、AIの仕組みを活用し、点検作業の効率化、省人化を可能にする。
NEC DX Facility Management Serviceによって製造現場からセンサーで取得したデータや、既存の監視システムからの情報、点検、保守作業などの情報を一元管理し、AIによる分析、判定することで工場の安定稼働とコストダウンが可能になる。
また、同サービスの実現手段の1つで、回転機器の振動から機器の異常予兆を検知するシステム「NEC DFM Presagio」も開発した。NEC DFM Presagioは施設内を映像監視、確認できる3Dウォークスルー機能を備え、AIにより振動閾値を自動で測定する。
これらの仕組みを活用することで、将来的には一部の施設の遠隔管理も可能になるとしている。
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