日産はインフィニティも新型車攻勢、新型「QX55」に可変圧縮比エンジン:車両デザイン
日産自動車は2020年11月18日、インフィニティブランドのクーペSUV「QX55」を世界初公開した。2021年春から米国とカナダで販売を開始し、中東、ロシア、アジアの一部などの地域でも展開する。日本導入は未定。
クーペSUV「QX55」を世界初公開した(クリックして拡大) 出典:日産自動車
日産自動車は2020年11月18日、インフィニティブランドのクーペSUV「QX55」を世界初公開した。2021年春から米国とカナダで販売を開始し、中東、ロシア、アジアの一部などの地域でも展開する。日本導入は未定。
日産は2023年度までの4カ年の事業構造改革計画において2021年度末までに新型車12モデルを投入する方針で、新型QX55はその1台となる。インフィニティブランドでも新型車投入を強化しており、間もなくSUV「QX60」も発表予定だ。
新型QX55には、「アルティマ」やインフィニティ「Q50」でも採用した排気量2.0l(リットル)の可変圧縮比ターボエンジンとマニュアルシフト付きCVTを搭載。必要に応じて圧縮比を14:1から8:1の間で変化させることにより、最高出力268hp/5600rpm、最大トルク280lb-ft(約379.63Nm)/4400〜4800rpmを発揮する。
「QX55」のリアクオータービュー(左)とリアランプのデザイン(右)(クリックして拡大) 出典:日産自動車
北米向けではインテリジェントAWD(全輪駆動)システムが標準仕様となる。車両サイズは全長186.3×全幅74.9×全高63.8インチ(おおよそ全長4732×全幅1902×全高1620mm)で、ホイールベースが110.2インチ(約2799mm)だ。
デザイン面では、テクノロジーに関心を持ち大胆なデザインを好む、若年層も含めた新たな購買層をターゲットとした。ダブルアーチグリルは、日本の折り紙から着想を得たメッシュパターンで奥行きを演出し、日本らしさをイメージしたモダンさを表現している。ボディーサイドは、ボンネットからフロントフェンダー、リアフェンダーへと流れるようなラインを描いた。リアランプには、45個のLEDをピアノの鍵盤のように並べた。
インフォテインメントシステムはワイヤレス接続によるApple「CarPlay」に対応した他、「Android Auto」も利用できる。
折り紙に着想を得たフロントグリル(左)とインテリア(右)(クリックして拡大) 出典:日産自動車
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