5G 人からモノへ 〜「未踏の時代」迎えた無線技術 特集
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» 2020年11月17日 08時00分 公開

NECネッツエスアイがローカル5Gラボを公開「SIerならではの強み生かす」製造業IoT(2/3 ページ)

[朴尚洙,MONOist]

さまざまな実機を人材育成と新規事業創出の双方に生かす

 今回報道陣に公開した基盤技術センターは、NECネッツエスアイ全社における技術教育を統括し、人材育成の推進を図る施設として、2020年4月1日から改修が進められてきた技術拠点だ。同社の人材育成の拠点は神奈川県伊勢原市にあったが、座学を中心としていた。新設の基盤技術センターは、実機を多数導入することで、より実践的な人材育成が可能になるだけでなく、それらの実機を先端技術や新規事業の創出にも生かす狙いがある。5Gラボは、そういった狙いを代表するものといえるだろう。

基盤技術センターの役割 基盤技術センターの役割(クリックで拡大) 出典:NECネッツエスアイ

 基盤技術センターのローカル5G関連の設備は、1階の「5Gショーケース」と4階の「5Gラボ」から成る。また、2020年度内を予定する免許取得後は、1階と2階、そして屋外でローカル5Gのデモを実施できるようになる計画だ。例えば、1階に設置している巡回ロボットや監視カメラなどの制御にローカル5Gを活用することを想定している。また、屋外に設置してある、技術研修用の15m鉄塔や通信基地局、新事業として提案を強化する予定のエネルギーマネジメントシステムの実証用に設置した太陽光発電システムなどを使って、ローカル5Gを用いたソリューションの共同実験を行えるという。

基盤技術センター1階の巡回ロボット技術者研修用の15m鉄塔 基盤技術センター1階の受付に設置されている巡回ロボット(左)。免許取得後はローカル5Gを用いて制御することを想定している。基盤技術センター敷地内には、技術者研修用に15m鉄塔が設置されている(右)(クリックで拡大)
太陽光発電システムV2Hシステム 15m鉄塔の周辺には、エネルギーマネジメントシステムの実証用に太陽光発電システム(左)や電気自動車の電力を活用するV2H(Vehicle to Home)システム(右)なども設置されている。これらもローカル5Gソリューションの共同実験に活用可能だ(クリックで拡大)

 1階の5Gショーケースには、地方都市を模したジオラマとプロジェクションマッピング、VR(仮想現実)システムを同期させた、ローカル5Gによる災害対策を体感できるデモンストレーションを用意している。

1階にある「5Gショーケース」 1階にある「5Gショーケース」。ローカル5Gによる災害対策をVRシステムで体感できるデモンストレーションになっている(クリックで拡大)

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