一方、SUBARU(スバル)の上期決算は黒字を確保し、社長の中村知美氏が「山は1つ越えた」と表現しました(記事はこちら:スバルは2020年度通期予想を上方修正、販売好調でも米国市場は楽観視できず)。同社の主力市場である米国の販売が好調ですが、手放しで喜ぶ様子はありませんでした。中村氏は「再び都市封鎖が起きたり、暴動が広がることはあまり懸念ではない」とし、現地のリアルな肌感覚について説明してくれました。
2020年4〜6月期決算の時点でも通期の見通しを発表していなかったスズキは、2020年上期決算に合わせて通期の業績予想を発表しました。売上高は前期比14.0%減の3兆円、営業利益が同25.6%減の1600億円、当期純利益は同18.0%減の1100億円を見込みます。インドでの四輪車販売は前年の2割減で食い止められるようです。COVID-19の影響の濃淡がここにきて鮮明になってきた印象ですね。
今週は他にもトヨタ自動車、ホンダなどの決算発表がありましたが、詳しくは週明けに公開する記事で触れたいと思います。
モータースポーツの見どころを初心者にも分かりやすく解説する連載「モータースポーツ超入門」の第2回も公開しました(記事はこちら:F1にこだわり続けたホンダ、なぜ参戦終了を決めたのか)。
この連載は第1回がF1の解説でスタートしたのですが、奇しくもホンダがF1撤退を発表した日に記事を公開した格好になってしまったのです。この記事を書いたライターさんも、掲載日を決めた本人である私もとても動揺しました。ちなみに第1回の記事はこちらです(モータースポーツの見どころは順位だけではない! 「走る実験室」で磨かれる技術)。
本来は違うテーマで第2回の記事を公開する予定でしたが、この件に改めて触れないわけにはいかないぞ、ということでホンダのF1撤退について考える回を第2回にしました。モータースポーツファンの方も、実はよく知らないという方も、ぜひ読んでいただきたいと思います。
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