東芝は、生活習慣病の発症リスクを低減する生活習慣改善ソリューションを提案するAIを開発した。同AIは、直近の健康診断結果を基に、5年先までの発症リスクを数値で提示し、リスクを低減するための生活習慣改善ソリューションを提案する。
東芝は2020年10月15日、生活習慣病の発症リスクを低減する生活習慣改善ソリューションを提案するAI(人工知能)を開発したと発表した。同社が2018年に発表した、生活習慣病の発症リスク予測AIと組み合わせて用いる。
この生活習慣の改善策提案サービスは、直近の健康診断結果を基に5年先までの発症リスクを数値で提示し、体重減少でどれだけ疾患リスクが減るか、疾患リスクを減らすためには何kg減量すればいいかなど、目標を達成するための生活習慣改善ソリューションを、数十万人分のデータに基づいて学習したAIが提案する。
変えたくない生活習慣を事前に固定しておくこともできるため、個人の生活リズムや価値観に合ったシミュレーションが可能だ。
東芝は今後、パートナー企業と共同で、食事や運動など具体的な生活習慣改善ソリューションを開発し、2021年4月のサービス開始を目指す。
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