まずは、部品接触をボンド結合とし、単一部品として解析を実行します(要素サイズ:2.06[mm])。
断面を確認してみると、軸と軸穴の部分に応力の変化は見られず、評価としては適切ではありません。これは、部品接触をボンド結合にしたことで「理想的に溶接されたような結合」となっているためです。そこで、接触の定義を行うわけですが、まずは、ボルトとナットはそのままでボンド結合を適用します。
これで軸部分(軸、穴)にも応力値の変化が見られるようになりました(図8)。さらに、ナットとL型部品の接触面にも接触定義を設定して、実行するとその境界にも変化が見られました(図9)。
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