IoTで製造業のデータ収集や分析を支援、異常発生時の動画データを時間軸で出力製造ITニュース

ソルティスターは、IoTで製造業のデータ収集や分析を支援するクラウド連携ツール「SpeeDBee HIVE」と、異常発生時の動画データを時間軸で出力する「SALTYSTER Industry Trigger」の2製品をリリースした。

» 2020年10月08日 09時00分 公開
[MONOist]

 ソルティスターは2020年9月23日、IoT(モノのインターネット)で製造業のデータ収集や分析を支援するクラウド連携ツール「SpeeDBee HIVE」と、異常発生時の動画データを時間軸で出力する「SALTYSTER Industry Trigger」の2製品を発表した。

 SpeeDBee HIVEは、コレクタ機能によってセンサーやPLC(プログラマブル・ロジック・コントローラー)の情報を収集し、収集間隔の異なる各データを、CSVなどの指定の書式に集約する。データはリアルタイム分析と同時に時系列データベースに格納、バックアップされ(永続化)、これらのデータをクラウドやオンプレミスサーバ上に送信することで、AWSやAzureなどと連携したり、周辺システムとデータ連携したりできる。

 SpeeDBee HIVEを利用することで、品質や生産性を向上するデータ、遠隔監視や障害検知に活用するためのデータを容易に収集でき、分析用のデータ加工に向けた、IoTエッジコンピューティングが可能になる。

キャプション 「SpeeDBee HIVE」システム構成図(クリックで拡大) 出典:ソルティスター

 SALTYSTER Industry Triggerは、製造ラインの停止情報や、センサーからの異常値情報、撮影した動画を元にした異常情報などをイベントトリガーとして、イベント発生前後のさまざまなデータをまとめ、カメラの動画データと共にファイル出力する。出力データは、PLCやセンサーなどのデータと動画データをシンクロさせて、専用ビュワーで確認できる。

キャプション 「SALTYSTER Industry Trigger」システム構成図(クリックで拡大) 出典:ソルティスター
キャプション 「SALTYSTER Industry Trigger」機能構成(クリックで拡大) 出典:ソルティスター

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