次に、座標系の設定をしていく(図24)。
図24のように、part1の細い軸の根元に座標系を持ってくることにする。タスクビューにある[参照]ボタンで、軸の根元のエッジを選択して取り込む。次に「アタッチメントモード」の「同心」を選択。さらに下にある入力領域では、XYZのそれぞれの方向へ何mmシフトするか、何度傾けるかの設定ができる。ここではデフォルトのままで[OK]する。
フィーチャツリーに「kumitate1」という座標系が加わり、3Dモデルにも新しい座標系のマークが表示された(図25)。
part2も同様に、「kumitate2」という名前で、穴の縁(ステイの外側)の中心に座標系を持ってくる(図26)。
今度は、フィーチャツリーからpart1もしくはpart2を選択することでアクティブになる、画面上部のアイコン「Move/Attach a Part in the assmbly(アセンブリに部品を移動/取り付け)」を選択する(図27)。
part1がひっくり返っているだけで、一発でいいところに来た(図28)。
ウィンドウ下部にある、[Rot Y(Y軸回転:90度)]のボタンを2回押すと、180度回転するので、正しい位置になる(図29)。
これで完成! フィーチャツリーは図30の通りだ。
それぞれアセンブリの中で定義したpart1とpart2は、個別で部品ファイルを開いて形状修正すると、assyファイルのアセンブリも追従して更新される(図31、図32)。
残念なことに、バージョン0.19で作成したassyファイルは、バージョン0.18で読み取ると空の状態になってしまった……。今後のバージョン0.19の正式リリースとAssembly 4のさらなる改善に期待したいところだ。
次回は、FreeCADを使った2次元製図(TechDrawワークベンチ)について解説する。お楽しみに! (次回へ続く)
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