では、気を取り直して作業を再開しよう。FreeCADのバージョン0.19の起動画面は図15の通りだ。
スタート画面(図16)で、アイコンのグラフィックスが存在しないとのエラーが表示されるが、機能そのものにはあまり関係がなさそうなので、ひとまず無視して進めることにした。
このエラーは、作業中にもちょこちょこと出てくるが、以後も無視していく。また、たびたび画面下部にレポートビューが表示され、赤色の文字が並ぶこともあるが、今回の作業そのものに大きな支障はないと判断し、同じくそのまま無視して作業を進めた。
では、先ほどまでの作業で作成した3つのFreeCADデータ(FCStdファイル:assy、part1、part2)を開いてみよう。おそらく問題なく開けるはずだ。なお、バージョン0.19では、Assembly 4が標準ワークベンチになっているため、追加でアドオンする必要はない(図17)。
assyをアクティブにし、画面上にあるアイコン「Insert a Part into the Assembly(アセンブリに部品を挿入する)」で、部品を読み込んでいく。果たして今回はうまくいくだろうか(図18)。
表示されたウィンドウの中から「part1」を選び、[OK]する(図19)。
無事に取り込むことができた(図20)。
さらに、ステイ状の「part2」も同じ手順で取り込む(図21)。
こちらも無事に取り込めた。先程と同様に部品同士がめり込んでいるが、とりあえずこのままにしておく。
Assembly 4には、現時点で合致の仕組みがないらしく、YouTubeのチュートリアルでも座標系(LCS)同士で合わせる組み立て方法が紹介されていた。ここでもその方法に準じてやってみる。
まずpart1に、画面上部のアイコン「Create a new Coordinate System(新しい座標系を作る)」で、新しい座標系を追加する(図22)。
そして、新しい座標系に分かりやすい名前(ここでは「kumitate1」とした)を付ける(図23)。
Copyright © ITmedia, Inc. All Rights Reserved.