「Jetson Xavier NX」を組み込んだエッジAIコンピュータを発売 : 人工知能ニュース
Aetinaは、NVIDIAの組み込みAIボード「Jetson Xavier NX」が動作するエッジAIコンピュータ「AN110-XNX」を発表した。併せて、ファンレスシャシーを備えたフルシステム「AN110-XNX-EN70」も提供する。
Aetinaは2020年6月5日、NVIDIAの組み込みAI(人工知能)ボード「Jetson Xavier NX」が動作するエッジAIコンピュータ「AN110-XNX」を発表した。既に販売を開始しており、併せてファンレスシャシーを備えたフルシステム「AN110-XNX-EN70」も提供している。
エッジAIコンピュータ「AN110-XNX」(クリックで拡大) 出典:Aetina
冷却ファンを含めたサイズは87.4×68.2×52mmで、Jetson Xavier NXとAetinaの「AN110」キャリアボードを一体化している。Jetson Xavier NXは384基のCUDAコアと48基のTensorコアを搭載しており、演算性能は最大で21TOPSに達する。
また、4KやフルHDカメラ向けのMIPI CSI-2インタフェースをサポート。超高解像度カメラから精密な画像分析までの集中的なAIワークロードに対応する。
主な用途として、スマート運輸、工場、リテール、ヘルスケアなどのアプリケーションでの利用を見込む。主要なAIフレームワークをサポートするJetson Xavier NXの高度な性能を活用し、産業用IoT(IIoT)向けのエッジデバイスの高品質なソフトウェア定義の機能を構築、展開できるとしている。
「Jetson Xavier NX」で組み込みAIを試す
2020年5月14日に行われたNVIDIAの「GTC 2020」の基調講演で発売がアナウンスされた、組み込みAIボード「Jetsonシリーズ」の最新製品となる「Jetson Xavier NX」。「Jetson Nano」の連載を担当した技術ライターの大原雄介氏に、Jetson Xavier NXの開発者キットをレビューしてもらった。
まずは「Jetson Nano」の電源を入れて立ち上げる
NVIDIAが価格99ドルをうたって発表した組み込みAIボード「Jetson Nano」。本連載では、技術ライターの大原雄介氏が、Jetson Nanoの立ち上げから、一般的な組み込みAIとしての活用までを含めていろいろと試していく。第1回は、まず電源を入れて立ち上げるところから始める。
「Jetson Nano」を“まとも”に使えるようにする
NVIDIAが価格99ドルをうたって発表した組み込みAIボード「Jetson Nano」。本連載では、技術ライターの大原雄介氏が、Jetson Nanoの立ち上げから、一般的な組み込みAIとしての活用までを含めていろいろと試していく。第2回は、機械学習を試す前に“まとも”に使えるようにする。
「Jetson Nano」のCUDAコアで“Hello AI World”を動作させてみる
NVIDIAが価格99ドルをうたって発表した組み込みAIボード「Jetson Nano」。本連載では、技術ライターの大原雄介氏が、Jetson Nanoの立ち上げから、一般的な組み込みAIとしての活用までを含めていろいろと試していく。第3回は、Jetson NanoのCUDAコアを使って推論のサンプル“Hello AI World”を動作させてみる。
エッジAIを加速する「Jetson」、次モデルは「Nano Next」と「Orin」に
NVIDIAは「GTC Digital」の講演で組み込みAI開発プラットフォーム「NVIDIA Jetson」を紹介した。AIコンピュータの他、各種SDK、NVIDIAのパートナー企業の解説を行った。
Jetson向けキャリアボードを展開、最新の「Xavier NX」にも使える
台湾のアエティナ(Aetina)は、「ET&IoT Technology 2019(ET2019)」(2019年11月20〜22日、パシフィコ横浜)において、NVIDIAの組み込みAI(人工知能)ボード「Jetson」の製品群に対応するキャリアボードを披露した。
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