丸紅情報システムズは、NCBが開発したNC加工最適化ソフトウェア「NCBrain」のサブスクリプションプラン「NCBrainLT(LimitedTerm)」を発売した。NCBrainの全機能を利用でき、ソフトウェアサポートも提供する。
丸紅情報システムズ(MSYS)は2020年6月16日、NCBが開発したNC加工最適化ソフトウェア「NCBrain」のサブスクリプションプラン「NCBrainLT(LimitedTerm)」を発売した。NCBrainの全機能を月額9万円(税別)で利用でき、ソフトウェアサポートも提供。最低3カ月の契約期間以降は、3カ月単位で契約を継続できる。
NCBrainの主な機能は、送り速度最適化、エアカット削除、早送り(NCコードG00)高さ最適化、追加ツールパス生成など。最適化シミュレーションにより、NC加工時に高負荷のかかる加工箇所を検出し、負荷を軽減する加工軌跡(ツールパス)を自動で追加する。これにより、工具破損や摩耗を抑え、安全性を高めることができる。
また、冗長な加工軌跡の自動削除や加工速度の自動調整など、最適な条件で加工できる。シミュレーション時に生成されたデータは加工データベースに蓄積されるため、加工の標準化を促し、共有ツールとして国内外の生産拠点で使用できる。
同社はこれまで、固定端末で利用するノードロックライセンスと、複数端末で利用する買い取り型のネットワークライセンスで提供してきたが、新たにサブスクリプションプランとして販売する。短期間の利用や業務の繁閑に応じたライセンス数調整のほか、買い取り型の導入を検討する際の機能や効果の事前検証にも対応する。
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