12コアまで搭載可能なハイエンドアプリケーション開発向けプロセッサ組み込み開発ニュース

シノプシスは、ハイエンドの組み込みアプリケーション開発に向けたプロセッサIPシリーズ「DesignWare ARC HS5x」「DesignWare ARC HS6x」を発表した。

» 2020年05月13日 14時00分 公開
[MONOist]

 シノプシス(Synopsys)は2020年4月7日、ハイエンドの組み込みアプリケーション開発に向けたプロセッサIPシリーズ「DesignWare ARC HS5x」「DesignWare ARC HS6x」を発表した。

 HS5xは32ビット、HS6xは32ビットと64ビットの命令を実行でき、シングルコアとマルチコアの両方に対応可能。両シリーズとも新しいスーパースカラーARCv3命令セットアーキテクチャ(ISA)を実装しており、16nmプロセスで製造される。

 両シリーズに加わる製品は、シングルコア5種とマルチコア5種の計10種。マルチコアバージョンの製品は、8750DMIPS(Dhrystone Million Instructions Per Second)の処理性能を有するコアを12個まで搭載可能で、最大16のハードウェアアクセラレーターと接続できる。また、広帯域プロセッサ間の接続機構を搭載し、非同期クロックおよび最大800GB/sの内部データ転送をサポートする。

 両プロセッサシリーズを用いることで、無線通信制御やホームネットワークなどの組み込みアプリケーション開発者は、性能の高さとともに厳しく要求される低消費電力化や省スペース化に対応可能になる。 

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