コネクテッドロボティクス 代表取締役CEOの沢登哲也氏は「現在、外食産業は人手不足が深刻化している。その中で、そばのゆで作業などの反復作業をロボットで省力化する取り組みは大きな意義を持つはずだ。一方で、調理工程には『かき揚げを揚げる』など自動化が難しい工程もまだまだ存在する。今回は開発時間の短期化を優先したので、技術的にチャレンジングな取り組みは控えたが、今後は調理工程の中でさらに省力化できるところを発見し、さらに改良を進めたい」と語った。
また、今回の実証実験でコネクテッドロボティクスは、台湾のロボットメーカーTechMan Robot(テックマン)の協働ロボットを採用している。沢登氏によると「採用を決めた最大の理由は、導入コストの安さだ。これまで当社では、高精度だが高価格な協働ロボットをベースに開発することも多かった。ただ、調理用ロボットが広く普及するためには、やはり導入コストを抑える必要もあると考え、今回は安価で十分な性能をもつTechMan Robotの協働ロボットを採用することにした」と説明した。
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