ZWSOFTは、CAD/CAMソフトウェアの最新版「ZW3D 2020」を発表した。モデリング機能、プラットフォーム機能、アセンブリ機能を大幅に改善し、複雑な製品設計や製造が容易になった。
ZWSOFTは2020年1月31日、多数の新機能と拡張機能をCAD、Mold、CAMモジュールに搭載したCAD/CAMソフトウェアの最新版「ZW3D 2020」を発表した。モデリング機能、プラットフォーム機能、アセンブリ機能を大幅に改善し、複雑な製品設計や製造が容易になった。
金型設計と電極設計では、市販のパーツデータを充実させた。これにより、ユーザーのさまざまなニーズに対応する。また、CAMモジュールは旋盤工具や検証ツールを強化するとともに、2〜3軸ミーリング機能などを追加した。
特に、アセンブリを強化したことで、柔軟性と速度が向上した。完全拘束のコンポーネントは、設定の範囲内で移動できる。違うレベルのサブアセンブリ間でコンポーネントを移動する場合、関連する拘束を保持可能になった。
金型設計では、冷却システムの高速作成が可能になった。リアルタイムプレビューによるパラメーターの調整に加え、溝やテーパーロック、ランナー、ゲートなどを簡単かつ直感的に作成し、最適な金型設計をサポートする。
CAM設計では、旋削機能や2軸、3軸ミーリングを強化。さらに、フルマシンシミュレーションにより、マシンの運動学モデルを考慮した、実際の加工プロセスのシミュレーションを実施できる。潜在的な問題を検出することで製造上の問題を回避し、生産性向上に貢献する。
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