インド南部に生産拠点を建設し、電設資材の旺盛な需要に対応:工場ニュース
パナソニック ライフソリューションズ インドが、インド南部のスリシティ工業団地に新工場を建設する。中間層を中心に人口増加が見込まれるインドでは、配線器具など電設資材の需要が増えており、そのニーズに対応するため生産能力を強化する。
パナソニックは2019年12月17日、パナソニック ライフソリューションズ インドがインド南部のスリシティ工業団地(アンドラ・プラデーシュ州)に新工場を建設すると発表した。投資金額は29億4600万ルピー(約46億円)で、2021年10月の稼働を目指す。
新工場の土地面積は13万3546m2、建物の延床面積は3万5000m2で、配線器具や電線、ブレーカーなどを製造する。2021年度には従業員数が約600人、1カ月当たりの生産能力は860万個になる見込みだ。
新工場の外観イメージ(クリックで拡大) 出典:パナソニック
新工場の全体イメージ(クリックで拡大) 出典:パナソニック
経済成長が目覚ましいインドでは、今後も中間層を中心に人口が大きく増加するとみられる。そのためビルやマンションなどの建設が進んでおり、電設資材のニーズが増えている。
同社は、電設資材の生産拠点として、インド北部にハリドア工場、西部にダマン工場、カッチ工場を有している。これまでインド南部には拠点がなかったが、購買力が強く、今後の成長が期待される南部に新工場を建設することで、アクセスの強化を図る。
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