デベロッパー部門のプライマリークラスは、2輪倒立振子の「EV3way-ET」を使った競技になる。アドバンストクラスと同じように、前半の走行と、後半の難所で構成されており、走行タイムからボーナスタイムを引いたリザルトタイムで順位が決まる。難所は「シーソー」と「ルックアップゲート」で、これは前回までと同様だ。
プライマリークラスのボーナスタイムは、最大で29秒だ。Rコースのルックアップゲートでは、全22チーム中、約3分の1のチームがパーフェクトを達成していたが、Lコースのシーソーは転倒が目立ち、達成したのはわずか2チームのみ。優勝したのは、そのうちの1チームである「RoboOhta + M & C」(群馬大学理工学部 & 日本精工ステアリング&アクチュエータ技術センター)。
プライマリークラスの順位は、新ルールの影響を大きく受けた。1〜3位のチームは、いずれも片方のコースを失敗しており、従来の合計タイム方式であれば、優勝は難しかった。両コースで好タイムを出し、合計では1位だった「なまはげパンダ」(日立ソリューションズ・テクノロジー)は6位に沈み、不運だったといえるかもしれない。
順位 | チーム名 |
---|---|
1位 | RoboOhta + M & C(群馬大学理工学部 & 日本精工ステアリング&アクチュエータ技術センター) |
2位 | tadaima R(情報技術開発) |
3位 | tadaima G4(情報技術開発) |
表 プライマリークラスの総合結果 |
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