新電元工業は、高電圧機器向けSiC-SBD(ショットキーバリアダイオード)「WS」シリーズのサンプル出荷を開始する。スイッチング損失とスイッチングノイズを大幅に削減し、機器の高効率化と周辺回路の小型化に寄与する。
新電元工業は2024年12月25日、高電圧機器向けSiC-SBD(ショットキーバリアダイオード)「WS」シリーズを発表した。サンプル出荷を2025年3月に開始し、発売は2026年8月を予定している。
同製品は、従来のファストリカバリダイオード(FRD)よりもVFを約50%、リカバリー特性を約85%低減し、スイッチング損失を大幅に削減。また、IRPを約70%改善し、スイッチングノイズも大幅に低減した。これにより、機器の高効率化および周辺回路の小型化に寄与する。
AEC-Q101にも準拠予定で、車載製品にも搭載可能。サーバ電源や産機電源、民生家電、オンボードチャージャー、車載用DC-DCコンバーター、PFC回路などの用途を見込んでいる。
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