テクダイヤは、従来より精密な造形を可能にするFDM方式の3Dプリンタ用ヘッドノズルを発表した。素材に熱伝導率の高い真ちゅうを使い、内部に段差のないテーパー形状を適用することで、材料詰まりの低減と精密な3Dプリンティングの両立が可能となった。
テクダイヤは2019年12月23日、従来より精密な造形を可能にするFDM(熱溶解積層)方式の3Dプリンタ用ヘッドノズルを発表した。
3Dプリンタ用ヘッドノズルは、先端の内径が小さいほど精巧なプリントができる。ノズルに材料を詰まらせることなくプリント可能な先端内径は、これまで200μmが最小だったが、造形物の精度に限界があった。
同社は素材に熱伝導率の高い真ちゅうを使い、中心がずれない小径穴あけや、内部に段差のないテーパー形状を適用することで、先端内径150μmのヘッドノズルの開発に成功。ヘッドを切り替えるだけで、材料詰まりの低減と精密な3Dプリンティングの両立が可能になり、手持ちのプリンタの造形パフォーマンスを高められる。
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