Moffとトヨタ自動車は、医療から介護までシームレスなリハビリ支援をするサービスを共同開発する。ウェアラブル端末「Moff Band」を用いて、医学的根拠に基づいた効果的なトレーニングや患者の回復度を可視化するサービスとなる。
Moffは2019年12月16日、トヨタ自動車の未来創生センターと共に、医療から介護までシームレスなリハビリ支援をするサービスの開発を開始した。
Moffが開発・販売する「Moff Band」は、体の動きを検知できるウェアラブル端末。シンプルなセンシングデバイスであることから、スマートトイとしての利用以外に、高齢者の機能訓練にも使われている。
Moffは、Moff Bandを用いて高齢者の運動や身体活動のデータ実証をし、2017年からは介護向けIoT(モノのインターネット)リハビリ支援サービス「モフトレ」の提供を開始している。
今回、Moff Bandを利用して、医学的根拠に基づいた効果的なトレーニングや患者の回復度を可視化するサービスを開発する。トヨタ自動車との共同開発を通じて、Moffは医療機関向けIoTリハビリ支援サービスを充実させ、病院から介護施設、自宅までをシームレスにつなぐリハビリ支援サービスの提供を目指す。将来的には、アジアを中心とした海外でのサービス展開も視野に入れている。
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