ライセンスは、ARマニュアル作成を行うPC用の「REFLEKT ONE Authoring Suite」と、作成したARマニュアルを管理するための「REFLEKT ONE Cloud/Server」、そしてビュワー端末向けの「REFLEKT ONE Viewer」の3つで構成される。1年間のサブスクリプション方式で提供され、REFLEKT ONE Authoring SuiteとREFLEKT ONE Viewerに関しては、ノードロックライセンスとなる。基本的にはクラウドを利用する形態となるが、オンプレミスサーバへの導入にも個別カスタマイズとして対応可能だとする。
さらに、検証向けのPoC(Proof of Concept)専用ライセンスも用意する。こちらは、通常1年単位のサブスクリプション方式での提供のところ、最低2カ月間から利用できるようにしたもので、操作説明やサンプルモデル作成などの支援も併せて受けられる。
また、PoCの結果、企業独自の機能が必要という判断になれば、個別カスタマイズに応じる用意もあるという。実際、海外ではBOSCH、Daimler、Volvo、EOSなどがREFLEKT ONEをカスタマイズして現場導入を進めているという。
一方のREFLEKT Remoteは、その名の通り、AR技術を活用した遠隔作業支援を目的とするサービスである。現場のメンテナンス作業者は、遠隔地にいる熟練者とリモートで画面共有しながら、音声やチャット、マーキング(共有画面への書き込み)などを活用し、ミスのない的確な作業を遂行できる。また、ARトラッキング機能も備えており、現場の作業者が画面を動かしても、熟練者からの指示箇所を見失わずに作業できる。
「製造業の現場などでは古くから稼働している装置が多数ある。こうした旧式の装置をメンテナンスできる熟練者の数も限られており、スキル不足や人手不足に悩む現場も少なくない。REFLEKT Remoteがあれば、画面共有をしながらコミュニケーションが行えるため、ミス防止や工数削減だけでなく、熟練者のノウハウの継承にも役立てられる」(同社)
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