マクニカ アルティマ カンパニーは、「インテル FPGA PAC」を使用したソリューションの導入支援のため、検証用プラットフォーム「FPGA アクセラレーション・ラボ」の無償提供を開始した。
マクニカの社内カンパニーであるアルティマ カンパニーは2019年11月1日、インテルのFPGAアクセラレーターカードに対応した検証用プラットフォーム「FPGAアクセラレーション・ラボ」の無償提供を開始した。「インテル プログラマブル・アクセラレーション・カード(インテル Arria 10 GX FPGA搭載版)」(インテル FPGA PAC)を使用したソリューションの導入を支援する。
インテル FPGA PACは、サーバやデータセンター向けの汎用性の高いFPGAアクセラレーションカードだ。アプリケーション開発者とアクセラレーター機能開発者の両方に、共通の開発インタフェースを提供する。
ユーザーは、インテル FPGA PACとワークロードに応じたソリューションを組み合わせたシステムを導入することで、システムにかかるTCO(Total Cost of Ownership)を大幅に削減できる。また、FPGA アクセラレーション・ラボの提供により、事前にシステムの導入効果と使用感の確認もできる。
現在、FPGA アクセラレーション・ラボでは、Swarm64 ASが提供するデータベース高速化ソリューション「S64DA」が利用できる。S64DAはPostgreSQL、MariaDB、MySQLなどのリレーショナルデータベースにシームレスにアドオン可能で、大規模データもほぼリアルタイムに処理できる。
今後は、bigstreamの「Apache Spark」など他社のソリューションにも対応する予定。データ分析、メディア処理、ゲノム解析など、ビッグデータの高速処理を支援する。
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