アイシン精機とアイシン・エィ・ダブリュは2019年10月31日、経営統合することに基本合意したと発表した。トヨタ自動車が保有するアイシン・エィ・ダブリュ株式全数を自己株式取得した後、アイシン精機とアイシン・エィ・ダブリュが合併する。
アイシン精機とアイシン・エィ・ダブリュは2019年10月31日、経営統合することに基本合意したと発表した。トヨタ自動車が保有するアイシン・エィ・ダブリュ株式全数を自己株式取得した後、アイシン精機とアイシン・エィ・ダブリュが合併する。トヨタ自動車からも合意を得ている。存続会社はアイシン精機となる。2合併の期日は2021年4月1日を予定している。重点領域へのリソースシフトを加速し、事業と管理機能のシナジー効果を創出することで競争力向上を目指す。
アイシングループでは2017年4月から「バーチャルカンパニー制」を導入し、パワートレインや走行安全、車体、情報系、アフターマーケットなど事業ごとにグループ内の企業同士の連携を強化している。アイシン精機とアイシン・エィ・ダブリュは、パワートレインや情報・電子、アフターマーケットといったバーチャルカンパニーで協力していた。パワートレインでは電動ユニットや電気自動車、燃料電池車への対応、情報・電子では乗員へのおもてなしや位置情報活用サービスに取り組む。また、2019年4月にはグループ内の車載ソフトウェア開発子会社であるアイシン・コムクルーズとエィ・ダブリュ・ソフトウェアの経営統合を発表した。
バーチャルカンパニー制導入から2年半が経過し、会社をまたいだ事業領域での連携や管理機能の集約が進んだが、構造改革を一段と推し進めるため、アイシン精機とアイシン・エィ・ダブリュの経営統合を決めた。
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