鏡面や黒色、透明素材でも検出可能、独自レンズ構造採用の限定反射形センサーFAニュース

オムロンは、業務用、産業用機器組み込み用の限定反射形センサー「B5W-LB」シリーズの販売をグローバルで開始する。鏡面や黒色、透明など検出対象の色や素材にかかわらず、広い検出範囲で正確に対象を検出する。

» 2019年07月29日 07時00分 公開
[MONOist]

 オムロンは2019年7月8日、業務用、産業用機器組み込み用の限定反射形センサー「B5W-LB」シリーズの販売をグローバルで開始すると発表した。国内は既に販売しており、海外は同月から順次発売する。

 B5W-LBシリーズは、主に生産設備向けのセンサーなどで使用されていた「限定反射形の検出方式」を採用。検出対象の色や素材が変わってもその影響を受けにくく、誤動作を低減する。検出対象が鏡面、黒、透明物体でも安定検出でき、検出物体ごとに設定を変更する必要がない。また、物体の色や背景にかかわらず、物体の有無を確実に検出する。

 一方、限定反射形方式は、対象を検出する距離の範囲が狭いため、所定の位置から製品が離れると正しく検知できず見逃してしまう可能性がある。そのためB5W-LBシリーズには、4種類の非球面レンズを組み合わせた独自レンズ構造を採用。これにより、限定反射形センサーでも検出範囲が広く、製品の位置がバラついても正確に検出する。

photo 限定反射形センサー「B5W-LB」シリーズ(クリックで拡大) 出典:オムロン
photo 主な用途(クリックで拡大) 出典:オムロン
photo 主なt特徴(クリックで拡大) 出典:オムロン

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