特許情報提供サービスにAI活用のオプションを追加:製造ITニュース
日立製作所は、特許情報提供サービス「Shareresearch」の新機能として、AIを活用した「AI読解支援オプション」「自動分類付与オプション」「技術マップオプション」という3つのオプションを追加し、発売した。
日立製作所は2019年6月13日、特許情報提供サービス「Shareresearch(シェアリサーチ)」の新機能として、AI(人工知能)を活用した「AI読解支援オプション」「自動分類付与オプション」「技術マップオプション」という3つのオプションを追加し、発売した。
特許公報に記載される課題は、一般的に長文で情報量が多い。そのため人手で特許公報を読解し、特許内容が把握できる課題を抽出する作業に膨大な時間を要していた。AI読解支援オプションは、特許公報の文章から対象となる課題を高精度に自動で抽出し、業務の効率化を支援する。
製品企画時などの特許調査をする場合に検索が容易になるよう、知的財産部門が特許公報に分類コードを人手で付与している企業もある。自動分類付与オプションは、AIと文書解析技術によって特許を高い精度で自動分類する機能だ。
技術マップオプションは、Shareresearchで検索した特許出願技術の動向を、簡単な操作でマップ形式に可視化する。各特許を構成する技術とキーワードや、類似の特許を視覚的に分析できるようにする。
これら3つのオプションとも、価格は個別見積もりとなる。
- 「特許で保護するには適さないノウハウ」をどうやって保護するか?
オープンイノベーションやコラボレーションなどが広がる中、中小製造業でも必要になる機会が多いNDAについて解説する本連載。今回は、NDAを活用して秘密情報を開示する際、「特許で保護するには適さない情報(ノウハウ)」をどのように保護したらよいかという点について解説します。
- 高精度な英文特許自動翻訳サービスをセキュアなクラウド環境で提供
情報通信研究機構、みらい翻訳、日本特許翻訳、化学情報協会は、高精度でセキュアな英文特許自動翻訳サービスを開発した。外国公報全体を表や数式、図も含めて正確な日本語に翻訳し、セキュアなクラウド環境を通じて提供する。
- 科学技術的に優れた発明を顕彰する「全国発明表彰」受賞者発表
発明協会は優れた発明、意匠を顕彰する「令和元年度全国発明表彰」受賞者を発表した。恩賜発明賞は日立製作所が発明した「英国の社会インフラとなった高速鉄道車両システムの意匠」が受賞した。
- 革新企業トップ100で日本が最多に返り咲き、日東電工と富士電機が受賞講演
クラリベイト アナリティクスは、知財/特許動向の分析から世界で最も革新的な企業100社を選出する「Top 100 グローバル・イノベーター 2017」を発表。前回の2016年は100社中の国別企業数で2位だった日本だが、2017年は米国を抜いて再び1位に返り咲いた。会見では、7年連続受賞の日東電工と初受賞の富士電機が技術開発戦略を説明した。
- 2つのAIを使った音声翻訳サービス、日本語にも対応
マイクロソフトは同社が展開するクラウドベースの機械翻訳サービス「Microsoft Translator」を強化し、ニューラルネットワーク機能を盛り込み、より自然な翻訳を実現した。
- イノベーションは特許活用がカギ、ホンダが知財戦略を語る
クラリベイト・アナリティクス(Clarivate Analytics)は2019年1月23日、世界で最も革新的な企業100社「Derwent Top 100 グローバル・イノベーター 2018-19」を選出したと発表した。8回目となる今回は日本企業が39社受賞し、前回に続き日本が世界最多受賞国となった。
Copyright © ITmedia, Inc. All Rights Reserved.