5G時代のエッジアプリケーションに対応するフレームワークを発表組み込み開発ニュース

LF Edgeは、5Gを含むIoTエッジアプリケーションに対応したフレームワーク「Akraino Edge Stackリリース1」の提供を開始した。産業用IoT、クラウドなど複数のエッジセクターを統合し、エッジクラウドサービスの拡張を支援する。

» 2019年07月03日 08時00分 公開
[MONOist]

 Linux Foundation傘下のLF Edgeは2019年6月6日(米現地時間)、5Gを含むIoT(モノのインターネット)エッジアプリケーションに対応したフレームワーク「Akraino Edge Stackリリース1(Akraino R1)」の提供開始を発表した。自己証明型ブループリントを多数用意し、産業用IoT(IIoT)、エンタープライズ、テレコム、クラウドなど複数のエッジセクターを統合。エッジクラウドサービスの拡張を支援する。

 Akraino R1は、IIoT、5Gコア、vRAN、uCPE、SD-WANなど多様なユースケースに対応。5G無線ネットワークのさまざまな要素を外部アプリケーションから制御する準リアルタイムRAN Intelligent Controllerを支援する「Radio Edge Cloud」をはじめ、IoTゲートウェイとuCPE(SD-WAN)のユースケースを支援する「Edge Lightweight and IOT」など、テストと検証を経て“実証済みで使用可能な”10種類のブループリントを含む。

 展開可能なエッジスタックを提供し、常時稼働するシステムの信頼性の確保を支援。エッジクラウドサービスの迅速な拡張、効率の最大化、展開されたサービスの高可用性の保証を目指す。

 LF Edgeでは既に次のリリース「R2」を計画中。R2では、ブループリントの追加や強化の他、ブループリントの検証自動化ツール、エッジAPIの定義、新しいコミュニティーラボハードウェアを含む予定だ。

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