オンキョーは、スピーカー技術を応用し、振動で音を発生する加振器「Vibtone」のラインアップを強化した。超小型タイプから薄型、ハイパワー、高耐衝撃タイプまでをそろえ、携帯電話、家電、車載用などの新分野へ市場拡大を図る。
オンキョーは2019年6月6日、スピーカー技術を応用し、振動で音を発生する加振器「Vibtone(ビブトーン)」のラインアップを強化したと発表した。振動と独自の音質チューニングにより、さまざまな場所で高品質な音声・音楽再生を可能にする技術を提供し、携帯電話、家電、車載用などの新分野へ市場拡大を図る。
Vibtoneは、従来のスピーカーユニットを使用せず、装着する板などを振動させることで音を発生させる。これまで、電気炊飯器や電子ピアノ、浴室用の音楽再生などで活用実績を持つ。また、取り付け場所に穴を空ける必要がないため、デザイン性の高い店舗など、外観上の制限がある空間などにも設置できる。
今回のラインアップ強化で、超小型タイプから薄型、ハイパワー、高耐衝撃タイプまで用意。TV・住宅産業用薄型タイプ、車載用高耐衝撃タイプ、ヘッドフォン用(18φmm)、電子楽器用(28φmm)、家電・ゲーム機用(36φmm)、電子楽器用(115φmm)をそろえた。これにより、携帯電話機やタブレット端末、薄型テレビ、車載用、家電、住宅産業など新事業分野にも対応する。
同社は今後、AI(人工知能)やIoT(モノのインターネット)の需要に対応したソリューション提案も強化するとしている。
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