同技術は現在も研究中で、「製造プロセスのばらつきをどのようにして検出するか」「経年劣化による演算精度への影響が発生するか」などの課題を検討している。また、2022年以降にリリースする実効電力効率10TOPS/Wクラスの「e-AI」ソリューション製品に要素技術として応用される見込みだ。
同技術は「VLSI技術/回路シンポジウム 2019(2019 Symposia on VLSI Technology and Circuits)」(2019年6月9〜14日、京都)において論文発表(A Ternary Based Bit Scalable, 8.80 TOPS/W CNN Accelerator with Many-Core Processing-in-Memory Architecture with 896K Synapses/mm2)がなされた。また、テストチップにマイコンやカメラなどの周辺機器を接続し、ボタン電池で駆動する「AIモジュール」によってリアルタイムな画像認識を行うデモも披露された。
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