ブレインズテクノロジーは、「第8回 IoT/M2M展 春」の三菱電機ブース内において、製造現場を中心に採用されている業務特化型機械学習ソリューション「Impulse」を展示した。
ブレインズテクノロジーは、「第8回 IoT/M2M展 春」(2019年4月10〜12日、東京ビッグサイト)の三菱電機ブース内において、製造現場を中心に採用されている業務特化型機械学習ソリューション「Impulse」を展示した。
Impulseは、製造現場のセンサーやカメラ、制御機器などから得たデータを使って、クラウドで機械学習を行い、そこで得られた推論アルゴリズムを産業用PCやIoT(モノのインターネット)ゲートウェイなどに実装して、予測や異常検知を行えるようにするソリューションだ。「既に製造業を中心に140社に採用されており、そこで得られた知見やノウハウが反映されている」(ブレインズテクノロジーの説明員)という。
展示では、エッジ端末となる三菱電機の産業用PC「MELIPC」に、製造現場からの各種センサーデータを収集するデータコレクターとなる「Edgecross」、クラウド側の「AWS IoT」と連携するための「AWS Greengrass」、Impulseで生成した推論アルゴリズムを実装し、検査対象となるギヤの異常を検知するイメージデモを披露した。
なお、この展示コーナーでは、三菱電機の参考出品としてAWS Greengrassを組み込んだPLCも展示されていた。AWS Greengrassを動作させるには、PCクラスの処理能力が必要とされるが、限定的な処理能力しか持たないPLCでも動作させることが可能なようだ。推論アルゴリズムを実用的に使うのは難しいとしても、産業用PCやIoTゲートウェイのない製造現場のデータ収集をより容易に行えることが期待される。
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