検査機用途を想定、5メガピクセル対応で焦点距離25mmのFAレンズFAニュース

リコーインダストリアルソリューションズは、画像処理用手動絞りレンズの新製品「RICOH FL-CC2518-5MX」を発売した。焦点距離は25mmで、一般的な組み込み装置の撮影距離に対応する。

» 2019年04月17日 07時00分 公開
[MONOist]

 リコーインダストリアルソリューションズは2019年4月1日、画像処理用手動絞りレンズの新製品「RICOH FL-CC2518-5MX」を発売した。価格はオープンとなる。

 焦点距離は25mmで、500万画素以上に対応する。画面サイズは2/3型、最大口径比は1:1.8だ。従来の焦点距離12?、16?の2機種同様、JIIA(日本インダストリアルイメージング協会)のレンズ規格で最高性能を示すSランク基準を満たし、シャープな画像を画面全域において取得できる。

 外径33mmとコンパクトながら、5メガピクセルの高解像度に対応する。一般的な組み込み装置の撮影距離に対応する25mmの焦点距離であるため、照明や部品の配置などさまざまな場面に活用できる。

 周辺部まで高い解像度を有し、ゆがみが少ないため、一度に多くの対象物や、より広い範囲の対象物を詳細に検査する用途に適する。例えば、高密度プリント基板の実装状態のチェックや金属板金のヘアラインなどの表面状態の確認、液晶モニターの画素抜けチェック、食品や薬品の異物検査といった用途を想定している。なお、同レンズを装置に組み込めば視覚センサーとして利用することもできる。

photo 画像処理用手動絞りレンズ「RICOH FL-CC2518-5MX」 出典:リコーインダストリアルソリューションズ

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