この記事は、2019年3月29日発行の「FA メールマガジン 」に掲載されたMONOistの編集担当者による編集後記の転載です。
ハノーバーメッセ2019がいよいよ来週開催されます。ハノーバーメッセはドイツメッセが主催し毎年4月に開催されている産業関連技術の展示会で、ドイツのモノづくり革新プロジェクト「インダストリー4.0」の進捗確認の場としてここ数年注目を集めています。筆者も毎年出張させていただき、こうした新たな動きを体感させていただいてきましたが、無事に2019年も出張できることになりました。会場からのレポートは随時以下のWebサイトで来週以降発信させていただきます。
※)ハノーバーメッセ記事インデックス
さて、まだ始まっていませんが、ハノーバーメッセ2019の注目ポイントをあえて予想してみたいと思います。
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「ハノーバーメッセ2019」記事インデックス
インダストリー4.0の本場で日本の力を訴求、日本企業82社がハノーバーメッセに出展
日本能率協会 ドイツメッセ日本代表部は2019年4月1〜5日にドイツのハノーバーで開催される、世界最大規模のB2Bの専門展示会「HANNOVER MESSE(ハノーバーメッセ)2019」での日本企業の出展状況とジャパンパビリオンの取り組みについて紹介した。
スマート工場の“障壁”破る切り札か、異種通信を通す「TSN」の価値
製造業の産業構造を大きく変えるといわれている「第4次産業革命」。本連載では、第4次産業革命で起きていることや、必要となることについて、話題になったトピックなどに応じて解説します。第27回となる今回は、スマートファクトリー化の大きな障壁を破る技術として注目される「TSN(Time Sensitive Networking)」について考えてみます。
なぜ工場ネットワークで「OPC UA」が注目されるのか
スマート工場化など工場内でのIoT活用が広がる中、注目度を高めているのが「OPC UA」だ。本稿では、OPC UAの解説を中心に工場内ネットワークで何が起きようとしているのかを紹介する。第1回は工場内ネットワークの仕組みと、なぜ「OPC UA」が注目を集めているのかについて説明する。
乱立する製造IoT基盤は連携する時代に、IVIが製造データ連携フレームワーク披露
「つながる工場」実現に向け、製造業、製造機械メーカー、ITベンダーなどが参加するIndustrial Value Chain Initiative(IVI)は2019年3月14〜15日、都内で「IVI公開シンポジウム2019-Spring-」を開催。その中で、DMG森精機、日立製作所、ファナック、三菱電機とともに、共同開発してきた、プラットフォーム間で製造データを自由に流通させられるフレームワーク「コネクテッドインダストリーズオープンフレームワーク(CIOF)」の実証成果を披露した。
工場の「つながる化」を可能とする「管理シェル」とは何か
ロボット革命イニシアティブ協議会(RRI)の“IoTによる製造ビジネス変革WG(WG1)”では、ドイツが進めるインダストリー4.0において、データ連携を実現する重要なカギとされている「管理シェル」について調査を行い、これを解説する調査報告書をリリースした。本稿ではこの概要を紹介する。
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