Dassault Systemesは、海洋再生可能エネルギー事業を手掛けるNaval Energiesが、同社の「3DEXPERIENCEプラットフォーム」を採用したと発表した。半潜水型浮体構造やOTECソリューションのアンカーシステムなどの開発に活用する。
Dassault Systemes(ダッソー)は2019年2月8日、海洋再生可能エネルギー事業を手掛けるNaval Energiesが、同社の「3DEXPERIENCEプラットフォーム」を採用したと発表した。
今回、Naval Energiesは洋上浮体式風力タービンや海洋温度差発電(OTEC:Ocean Thermal Energy Conversion)ソリューションの開発に向けて、3DEXPERIENCEプラットフォームを基盤とする「デザイン・フォー・シー」を採用。半潜水型浮体構造やOTECソリューションのアンカーシステム、海中ケーブル、接続ソリューションの開発に活用する。
同社は現在、Groix and Belle-Ile浮体式風力発電所建設における半潜水型浮体システムの最有力事業者とされている。同発電所では、フランスの大西洋岸沖に6MWの風力タービンを4基設置して、2万世帯分の発電を予定している。
3DEXPERIENCEプラットフォームの採用により、Naval Energiesでは、こうした事業に関する迅速な技術開発が可能になるという。また、ダッソーのパートナー企業との連携が緊密となり、既存ノウハウの再利用や共有、プログラム開発サイクルの短縮、コスト削減につながるとしている。
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