xDesignやxShapeなど、ブラウザ上で動作する3DEXPERIENCEプラットフォームアプリケーションとの相互運用性を高めた。SOLIDWORKS 2020では3DEXPERIENCEプラットフォームとのコネクターが用意され、アプリケーション間のシームレスなデータ移行をサポートする*)。
*)関連記事:新時代の3D設計環境「xApp」、設計をクラウドで完結する時代は来るのか
SOLIDWORKS 2019以前のバージョンについて、Therrien氏は「現時点では不明だが、コネクターが用意されればシームレスな相互運用に対応できる可能性がある」と言及している。
アセンブリの機構が動いた場合、それに追従してフレキシブル部品の表示を自動的に更新する。スプリングやシャフトブーツ、Oリング、蝶番など弾性変形する部品や機構部品に対応し、パーツの変形や移動前後の状態を表示する。
大規模アセンブリに属する複数のサブアセンブリ部品を、特定サブアセンブリのエンベロープとして選択できるようになった。
アセンブリ上のハーネスやワイヤー類に属性情報を付加し、ハーネスやワイヤー類の重量を自動計算できるようになった。これまでのバージョンでは属性情報が長さのみとなっていた。同機能によって重量物となるハーネス類の重心位置も踏まえた設計の検討が可能となる。
図面やモデルに対して手書きで情報を追記できるマークアップ機能が拡張された。従来バージョンでは、同機能の利用にWindowsタッチ対応デバイスを必要としていたが、SOLIDWORKS 2020からマウスなど一般的なデバイスの利用もサポートされた。また、3D CADビュアーの「eDrawings」においても部品、アセンブリ、図面でマークアップ機能が利用可能となった。
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