エア・ウォーターは、オリオン・ラドセーフメディカルと共同開発した、X線透視画像の自動録画装置「XiOAs」を発表した。複数映像の同時録画機能や、X線照射の開始や終了と連動して必要な画像を自動で録画する機能を備える。
エア・ウォーターは2019年1月16日、同社グループのオリオン・ラドセーフメディカルと共同開発した、X線透視画像の自動録画装置「XiOAs(サイオス)」を発表した。初年度の販売目標を50台とし、同月17日にオリオン・ラドセーフメディカルから発売している。
XiOAsは、複数映像の同時録画機能を標準搭載。透視画像と検査風景または内視鏡映像、生体情報など、2つのハイビジョン映像を同時に記録できる。また、「X線照射連動自動録画機能」により、X線照射の開始や終了と連動して必要な画像を自動で録画する。録画した映像は、USB-HDD(外付けHDD)に自動で保存されるため、DVDと比べて、膨大なデータを管理しやすくなる。
有償オプションとして、ネットワーク環境整備や簡易サーバの追加が可能で、別室から検査状況を確認したり、Webブラウザ経由で録画映像を確認、編集できる。サーバのデータ保存領域の増設や、院内のDICOMサーバへの静止画送信にも対応する。
録画装置本体と直感的に使えるタッチパネルディスプレイで構成され、記録媒体(USB-HDD)と装置連動BOXが付属する。オプションとして、咽喉マイク、スピーカー、マイクアンプ、画面合成機などが用意されている。
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