LOVEをはぐくむロボット「LOVOT」は先端技術満載、デザインは根津孝太氏ロボット開発ニュース(3/3 ページ)

» 2018年12月19日 10時00分 公開
[朴尚洙MONOist]
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「ずっと愛されるためのシンプルなカタチ」

「LOVOT」とデザインを担当したznug designの根津孝太氏 「LOVOT」とデザインを担当したznug designの根津孝太氏(クリックで拡大)

 LOVOTのデザインを担当したのはznug designの根津孝太氏だ。根津氏と言えば、電動バイク「zecOO(ゼクー)」やトヨタ自動車の「Camatte(カマッテ)」をはじめ、自動車や二輪車のイメージが強い※)

※)関連記事:「Inventor」の中には工作機械が全部入っている! 電動バイク「zecOO」開発秘話

 根津氏はGROOVE X創業時の3年前からLOVOTのデザインに携わっており「ずっと愛されるためのシンプルなカタチを追求してきた」(同氏)という。LOVOTの、2つの球体を縦に重ねたひょうたんのようなデザインは、床からの抱き上げやすさ、腕の中の納まりの良さを考えてたどり着いた。

 ロボットの駆動部の自由度と関連する関節がないデザインも、愛されるためのものだ。車輪のインホイールモーターを除く11自由度は内部に組み込まれており、それによって手や首の細かな動きを行い、かわいさにつなげている。

「LOVOT」のデザインスケッチデザインの詳細デザインの詳細 「LOVOT」のデザインスケッチ(左)と、「ずっと愛されるためのシンプルなカタチを追求」したデザインの詳細(中央、右)(クリックで拡大) 出典:GROOVE X

 また、LOVOTは専用のウェアがありそれを着替えさせると喜ぶようになっている。今回の発表時点で用意したベーシックラインの15タイプのウェアのうち、12タイプを占めるニットはほぼ縫い目がないことが特徴になっている。これらは、製品を1着丸ごと編み機上で生産することが可能な島精機製作所のホールガーメント横編機で製作しているという※)

※)関連記事:アパレルで進むマスカスタマイゼーション、島精機製作所が起こす革新

「LOVOT」の専用のウェア「LOVOT」の専用のウェア 「LOVOT」の専用のウェアのうちニット製の12タイプは島精機製作所のホールガーメント横編機で製作しており、ほぼ縫い目がない(クリックで拡大)
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