コニカミノルタおよびコニカミノルタジャパンは2018年12月10日、同社が海外で先行して販売した複合機とITサービスの進化型統合基盤「Workplace Hub プラットフォーム」と、同基盤上で可動する「Workplace Hub Platform Ready アプリケーション」を2019年4月から日本国内で販売開始すると発表した。
コニカミノルタおよびコニカミノルタジャパンは2018年12月10日、同社が海外で先行して販売した複合機とITサービスの進化型統合基盤「Workplace Hub プラットフォーム」と、同基盤上で可動する「Workplace Hub Platform Ready アプリケーション」を2019年4月から日本国内で販売開始すると発表した。
コニカミノルタの「Workplace Hub」は2017年3月にドイツのベルリンで発表。複合機にサーバを加え、中小企業向けのITサービス基盤としての展開を目指している※)。
※)関連記事:サーバ付き複合機から始まる、コニカミノルタのIoTプラットフォーム構想
コニカミノルタ デジタルワークプレイス事業本部長の高山典久氏は「ITインフラの構築やIT専任者を設置するのを負担に感じている中小企業でも、複合機は利用している。この複合機を起点としてITサービスをオールインワンで提供できる仕組みを目指した。iPhoneなどと同様、このWorkplace Hubをプラットフォームとしてパートナーとエコシステムを構築することを目指す」と述べている。
ITサービス事業者は既に数多くのベンダーが存在しているが、高山氏は「中堅中小企業について欧米で調査した結果、既存のIT環境の不備による事業への影響が数多く存在していることが分かり、十分なITサービスの活用がなされていないということが分かった。従来のITベンダーの提案では不十分な領域が存在する。そこに複合機を切り口にアプローチする」と狙いについて述べている。
複合機の存在については「モノとして複合機に必要な機能を提供するだけでなく、顧客とコニカミノルタをつなぐインタフェースになる」と高山氏は位置付けについて語っている。
「Workplace Hub」は欧米では先行して2018年秋から展開を開始。「即決で導入が決まったものもあり、10件以上の導入が既に決まっている。業種はさまざまだが、オールインワンITへの引き合いで導入が決まるケースが多い」(高山氏)としている。
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