もう1つのコンテストは、大和ハウスグループのダイワロジテックと坂村氏が所長を務めるYRPユビキタス・ネットワーキング研究所が主催する「Intelligent Logistics Center:物流ロボット プログラミングコンテスト」だ。
同コンテストは、2016年の「物流オープンデータ活用コンテスト」、2017年の「次世代ロジスティクスオープンデータ活用コンテスト」に続くものだ。これまでの2回は、物流システムのデータをオープンデータとして活用し、物流業界の課題解決に向けた新提案を募るコンテストだったが、今回は今後の普及が期待される「物流ロボット」に焦点を当てたプログラミングコンテストになっている。
具体的には、ダイワロジテックの子会社であるフレームワークスが運営する次世代型物流センター「Intelligent Logistics Center PROTO」(千葉県市川市)における入出荷の実績データを公開するとともに、倉庫内に複数のピッキングロボットや搬送ロボットがいる状況を想定した物流ロボットシミュレーターを用いることになる。
エントリー期間は2018年12月20日〜2019年4月20日で、コンテスト向けのプログラミングの応募期間は2019年1月19日〜4月20日となっている。賞金総額は500万円で、表彰式は同年6月に行う予定だ。
ダイワロジテック 社長の秋葉淳一氏は「当社のIntelligent Logistics Centerは、物流のシェアリングを目指した施設になる。この物流のシェアリングを実現するには、全体最適による効率化が必要になる。その効率化を、各物流拠点で実現できるようなアイデアをプログラムとして応募してもらいたい」と述べている。
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