THKは、「第29回日本国際工作機械見本市(JIMTOF2018)」において、毎秒15mもの速度で動く超高速LMガイドのデモンストレーションを披露した。
THKは、「第29回日本国際工作機械見本市(JIMTOF2018)」(2018年11月1〜6日、東京ビッグサイト)において、毎秒15mもの速度で動く超高速LMガイドのデモンストレーションを披露した。【訂正あり】
LMガイド(リニアガイドとも)は、工作機械や製造装置における直線動作を担う機械要素部品で、THKはその大手メーカーとなる。一般的なLMガイドの速度上限は毎秒5m程度といわれているが、今回の展示は、LMガイドを構成するブロック、ボール、エンドプレートといった各部材の設計を最適化することで、最高速度毎秒15m、加速度15Gを実現した。
「現時点でここまでのスピードを求めるニーズがあるわけではないが、当社の高度な技術を用いて超高速にチャレンジすれば、これだけの性能を出せることを示すものだ。この技術があるからこそ、顧客からのさまざまなニーズに応えたLMガイドを供給できる」(THKの説明員)としている。
同様のコンセプトの展示として、長さ7mの長尺でLMガイドを6セット縦方向に駆動するデモを披露した。超高速LMガイドはJIMTOF2018が初披露となるが、この長尺LMガイドは前回の「JIMTOF2016」と同じの展示になる。
「秒速15mの超高速LMガイド、長さ7mの長尺LMガイドとも、当社の技術の証として展示している」(同社の説明員)という。
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