NTTデータエンジニアリングシステムズは、金型業界向け3次元CAD/CAMシステム「Space-E」の最新バージョン「Space-E Version 5.7」を発表した。改修や機能強化により、加工品質や作業効率、安全性が向上している。
NTTデータエンジニアリングシステムズは2018年10月1日、金型業界向け3次元CAD/CAMシステムの最新バージョン「Space-E Version 5.7」を発表した。同年11月中旬に発売し、年間100モジュールの販売を計画している。
Version 5.7では、5軸経路のストックを5軸機能全般に引き継ぐように改修し、5軸荒取り加工のアンダーカットに対応した。
また、5軸仕上げ機能と5軸ガイドカーブ機能により、バレル工具やレンズ工具に対応。バレル、レンズ工具は大きなピッチでもボールエンドミルと同等のカスプハイト(削り残しの高さ)を保持できることから、仕上げ加工の時間を大幅に短縮する。
オプションの切削シミュレーション機能では、5軸荒取り経路の干渉をチェックできる。無効刃での切削、工具の結合部やシャフト部分の干渉を加工前に確認できるため、作業の安全性が高まる。
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