Vero Softwareは、旋盤、ミリング、複合加工CAMソリューションの最新版「Edgecam 2018 R2」を発表した。ミリングやターニング、MTMのための荒取りサイクルにアンダーカットワーク検出を追加するなど、54種類もの機能を強化した。
Vero Softwareは2018年8月8日、旋盤、ミリング、複合加工CAMソリューションの最新版「Edgecam 2018 R2」を発表した。54種類の機能を新たに搭載。同社は、2018年度に200ライセンスの販売を目指す。
最新版では、例えば、ミリングやターニング、MTMのための荒取りサイクルにアンダーカットワーク検出を追加した。現在のワークを分析してワークのないエリアを回避することで、エアカット(空切削)を避けて、加工時間を削減する。
特殊で壊れやすい工具を使用し、正確で細かい出力を必要とするような場合は、ガンドリル機能が効力を発揮する。工具の方向や主軸回転数、送り速度、クーラント、クーラントスルーなどの主要パラメータを制御できる深穴加工が可能だ。
さらに、ワイヤフレームからミリングフィーチャーを作成する新しいコマンドを追加。線分と円弧のデータをソリッドフィーチャーに変換することで、通常はフィーチャーを作成できない部分にもワークフロー機能を提供できるようになった。
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