素材から組み立てまで、パナソニック照明工場がスマート化に向かう理由スマート工場最前線(4/4 ページ)

» 2018年10月17日 13時00分 公開
[三島一孝MONOist]
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パナソニック新潟工場のモノづくり革新の将来像

 パナソニック 新潟工場では今後もさらにモノづくり革新に向けた投資を推進していく方針である。森川氏は「現状までに新潟工場全体で30億円程度の投資を行ってきたが、同様に8〜10億円程度の投資を毎年続け、最先端のモノづくりを実現したい」と述べている。

 将来的なモノづくりの姿として「生産現場では事前の予想では想像もつかないような、さまざまなトラブルが常に発生する。こうしたトラブルを抑えたり、対処したりできるというのが現場力の1つでもあるわけだが、生産計画通りに進めることが難しい場合も多い。AIやIoTを活用することで、生産計画と一致するような生産の世界が実現できればよいと考えている」と森川氏は述べている。

 さらに現場での課題については「基本的には人がやってきた中で単純作業を、ロボットやAIに置き換えることをやっている。ただ、入れて間もないこともあり、どこまで委ねてよいのか現場が不安に感じているところもある。そこが課題といえば課題。ただ、すぐに解決する話だと考えている」と述べている。

photo さらなるモノづくりの進化に向けたロードマップ(クリックで拡大)出典:パナソニック
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