AI機能搭載ロボットも進化する。ファナックでは以前からばら積みピックアップでのAIの活用を推進しているが、今回はAI活用による高精度な軌跡制御のデモを披露した。
これは、ロボットがタブレット端末に円を描き、AIに学習で制御をかける場合とそうでない場合を比較するというものである。ロボットは制御信号で最適な円を描いているつもりになっているが、実はメカとしての慣性やさまざまな外力によってブレが生じており、実際に行われる動作は制御信号のものとは違っている。これをアームの先端に付けた加速度センサーによりセンシングし、そのデータに対してAIで学習を行い、補正を行うというものだ。
AIによる学習方法に工夫があり、円を描く動作を10回行う程度で最適な補正が行えるという。レーザー加工機など高精度な制御を行う必要がある領域での使用を想定しているという。
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